たんぱく質で「ばね指」改善
栄養のアドバイスはあまり歓迎されないことが多いです。
忙しいと、なかなかそこまで考えられないというのもよく分かります。
それでもブログに書いてしまうのは、炭水化物と野菜に偏っていた私が、ガッツリたんぱく質をとるようになって、色々な身体の不調が改善したからです。
その一つが「ばね指」にならなくなったこと。
「ばね指」は指に発症する腱鞘炎の一種。
指の腱・腱鞘に起こる炎症です。
中高年の女性に多く、慢性的な指の使い過ぎ(パソコン、家事)、ホルモン環境の変化(妊娠、出産、閉経)が原因と言われています。
以前アメブロで「ばね指」を「芍薬甘草湯」で改善できたこと、手の平をパーにして寝るとモーニングアタック(朝一の指カックン)がないことなどを書いておりました。
今でも結構読んでいただいています。
しかし治っても、また繰り返すんですよね。持病的というか。
「芍薬甘草湯」を飲んでいると症状は収まりますし、モーニングアタックを防げば何とかやりすごせる。
仕方ないのかなーと思っていました。
ところが、たんぱく質をしっかりとるようになって一度も「ばね指」発症していません。そういえば。
腱・腱鞘はコラーゲンが主成分です。
腱や腱鞘を健康に保つためにはコラーゲンをとった方が良い…というわけではありません。
コラーゲンを食べても、分解されてアミノ酸になってしまいます。
そのまま体のコラーゲンとして使用されるわけではありません。
腱や腱鞘を健康に保つために必要なのは、体内でコラーゲンを合成するための材料です。
それは、
- たんぱく質(アミノ酸)
- ビタミンC
- 水
この中で一番重要なのがたんぱく質。
たんぱく質を摂取しなければ、腱や腱鞘が劣化しても、その主成分のコラーゲンを新しいものに入れ替えていくことができません。
材料がなければ古いものを使うしかないのです。
摂取する食べ物は肉や魚など、良質なタンパク源ならなんでもいいですが、卵に勝るタンパク質はありません!
体内では合成できない必須アミノ酸が最もバランス良く含まれているからです。
「ばね指」になりやすい方は、卵を積極的に食べることをおすすめします。
ゆで卵をまとめて作っておき冷蔵庫で保存しておくと、朝食やおやつとして気軽に食べることができますよ。
そしてビタミンCもお忘れなく!