石鹸洗顔をおすすめする3つの理由

朝晩の洗顔料、何使ってますか?
フォーム、ミルク、ジェル、リキッド…
固形石鹸も多様な成分を加え、沢山の種類が出ています。
私は普通の浴用石鹸を使って洗顔しています。
成分としては、なるべく不要なものが入ってないもの。
石鹸は「油脂」にアルカリ性である「水酸化Na」や「水酸化K」などのを加えて作られる「弱アルカリ性」の化合物。
その化合物である「石ケン素地」以外は、せいぜい酸化防止剤や香料程度しか入ってないものを選ぶようにしています。
なぜ石鹸をおすすめするのか?
- 肌の健康を損なわない
- 不要な角質を柔らかくして落とせる
- 肌に残っても界面活性作用はすぐに消失
1. 石鹸は肌の健康を損なわない
石鹸が肌の健康を損なわないのはなぜか?
それは合成界面活性剤を使用していないからです。
(合成界面活性剤の入った固形石鹸もあるので注意してください)
石鹸は「水に溶けやすい部分」と「油に溶けやすい部分」の両方を持っています。
そのため油である汚れを、水に溶かし込んで洗い落とすことができます。
石鹸自体にこのような界面活性作用があるので、強力な洗浄力のある合成界面活性剤が入っていなくても汚れを落とすことができます。
石鹸以外の洗顔料は合成界面活性剤の力で洗浄することになります。
石鹸の界面活性作用は合成界面活性剤のように強いものではありません。
健康な角質を傷めたり、バリア機能を弱めたりする作用はありません。
2. 不要な角質を柔らかくして落とせる
石鹸は「弱アルカリ性」の洗浄剤です。
「アルカリ性」はたんぱく質汚れを分解してくれるほか、肌表面の古い角質を柔らかくして剥がします。
温泉でもアルカリ性のお湯は「肌つるつる」の美肌にしてくれますよね。
これも身体の不要な角質が柔らかくなって剥がれ落ちてくれるからです。
「アルカリ性」は刺激が強いと思い込み、弱酸性石鹸を使用される方もいらっしゃるでしょう。
石鹸というものは「弱アルカリ性」であり、弱酸性石鹸は石鹸というよりは石鹸の形をした合成洗剤に入ると考えた方が良いですね。
合成洗剤なので合成界面活性剤の力で汚れを落とすことになります。
3. 肌に残っても界面活性作用はすぐに消失
洗顔後、たとえ石鹸成分が肌に残っていたとしても、界面活性剤としての作用はすぐに消失してしまうので安心です。
身体を洗っている時を考えると分かりやすいのですが、
ボディシャンプーと違い、石鹸は度々追加して付けないと、途中で滑らなくなりますよね。
界面活性剤としての性質が弱いからなんですね。
実はこの弱さが石鹸の優秀な所なんです。
合成界面活性剤の場合だと、汗の水分でも反応を起こし、肌の上で延々と洗浄が続いてしまいます。
ですから、合成界面活性剤が入った洗浄剤を使用する場合は、すすぎを十二分にやった方が良いですね。
石鹸洗顔は肌がつっぱる?
石鹸で洗顔すると、肌がつっぱると感じる方もいらっしゃいます。
これは水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムと、石鹸の脂肪酸が結合してできたもの。
いわゆる石鹸かすと言えます。
これが微量肌に残ってつっぱりを感じる場合があります。
これは肌が弱酸性に戻れば解消されます。
自然に戻る場合もありますが、弱酸性化粧水をつけることで中和され解消されます。
本来なら、健康な肌は石鹸で刺激を感じたりしないものです。
石鹸で刺激を感じるとしたら、肌のバリア機能がかなり傷んでいると考えた方が良いです。
その場合は使用は控えた方がよいでしょう。