吸着力で顔スッキリ「クレイパック」の効果と作り方
クレイ=粘土。
ヨーロッパでは、古くから人々の日常生活に取り入れられており、自然療法の一つとして親しまれています。
クレイには「吸い取る力・吸着力」があります。
そのため、お顔にクレイパックを行うと、肌に残った汚れ・余分な皮脂・古くなった角質を取り除いてくれて、本当にスッキリします。
お肌がワントーン明るくなりますし、むくみが取れて引き締め効果も期待できます。
クレイパックの効果
効果をまとめると…
- お肌の色が明るくなる
- 毛穴の汚れ除去
- 古い角質の除去
- 余分な皮脂の除去
- むくみの改善
- ニキビの改善
- お肌にハリを与える
クレイパックの作り方
クレイパックは、クレイと水を混ぜてペースト状して使います。
クレイの分量は、種類によって違いますが、お顔全体に使う場合は、大さじ2〜3杯くらいが目安です。
それに対して、水は大さじ1〜2杯で、クレイよりもやや少なめの量です。
<顔のクレイパックの分量>
●クレイ:大さじ2〜3杯
●水:大さじ1〜2杯
器に入れた水にクレイを加えていきます。
慣れない内は水は少なめにしておき、固さを見ながら少しずつ水を足して調整すると失敗がありません。
目安としては、マヨネーズくらいの固さです。
水道水ではなく、ミネラルウォーターや精製水をお使いください。
クレイパックを作る器はガラスか陶器のものがおすすめです。
金属はNGです。錆びてしまいます。
器はもちろんですが、混ぜる時も金属のスプーンではなく、木製のものを使用してください。
また金属製のアクセサリー・眼鏡などにも付着しないようご注意ください。
加熱は不可です。
クレイは加熱するとミネラル分が性質が変質する恐れがあります。
もし温めたければ、湯せんで人肌程度に温めるくらいまでにしておきましょう。
クレイパックの方法
クレイパックはメイクを落とした後に行います。
お風呂の中でパックするのもいいです。
通常、木製のヘラなどでお顔にのせていきますが、
ご自分のお顔なので、清潔であれば指でのせてもかまいません。
0.5mm程度の厚さにのせていきます。
所要時間の目安は、10〜15分です。
クレイが乾ききらない内に、ぬるま湯で洗い流しまます。
乾く時間は環境によって違うので注意です。
お風呂の中だとなかなか乾きませんが、
乾燥した環境だと乾きが早くなるので気をつけてください。
クレイパックが乾ききってしまうと、クレイを取るのも大変になりますし、お肌の乾燥の原因にもなります。
クレイパックを長めにしたい時は、クレイをさらに厚めに塗ることで、クレイの乾燥を遅くすることができます。
クレイを洗い流した後に、洗顔は必要ありません。
クレイパックは洗顔の代わりにもなりますので、
さらに洗顔をしてしまうと、皮脂を落としすぎてしまいます。
パックに使用するクレイの種類
お顔のパックに使用するなら、下記がおすすめ。
●ホワイトカオリン
●モンモリオナイト
ホワイトカオリン
<肌タイプ>
敏感肌・脂性肌・乾燥肌とすべてのタイプに合います。
<特徴的な効果>
・皮膚再生作用
・顔が明るくなる
・ふんわりとした肌に
・リラックス効果
※クレイの中では最も粒子が細かいです。
加える水は少なめにしてください。
モンモリオナイト
<肌タイプ>
乾燥肌・脂性肌・ハリのない肌・年齢肌
<特徴的な効果>
・古い角質を除去
・余分な皮脂の除去
・毛穴の汚れを除去
・なめらかでハリのある肌に
注意点
使用したクレイは、再利用しないでください。
(二度同じクレイを使わないこと)
使用後のクレイには雑菌が繁殖する恐れもありますので、シンクに洗い流すか新聞紙などに包んでごみ箱に捨ててください。
クレイに精油を混ぜる方もいらっしゃいますが、クレイが精油を吸着してしまい、その分クレイの吸着効果が落ちてしまいます。
おすすめしません。
クレイパックは1回でも効果を感じやすいです。
また、敏感肌の方やお子様〜高齢者の方まで使えるものなので安心ですね。