合成界面活性剤を使わない「無水コールドクリーム」でクレンジングを検証
ここ半年ほど、無水コールドクリームでのクレンジングを検証をしてみました。
近年、敏感肌の方が増えています。
それは化粧品の影響が大きいのは間違いありません。
メイク用のコスメももちろんそうですが、肌をケアする基礎化粧品で肌を傷め、弱めている方が増えているのです。
コールドクリームクレンジングフリークの私が、肌の美しさと丈夫さを両立できる基礎化粧品を探して行き着いたのが「無水コールドクリーム」です。
無水というのは、水が入っていないということ。
現在流通しているコールドクリームのほとんどは、油分だけでなく水分も入っています。
比率はそれぞれですが、性質上混ざり合わない油と水を「合成界面活性剤」での力で混ぜ込んで作られています。
水分が多いほど油特有のベタつきが減り、サッパリして使い心地は良くなります。
サッパリ使い心地の良いクリームを作るにはどうしても「合成界面活性剤」は不可欠。
そして、サッと落とせる便利なクレンジング剤となると、「合成界面活性剤」の量は多めになってしまいます。
無水コールドクリームは油分のみ。
固形の脂と液状の油で構成されています。
そのため「合成界面活性剤」は入っていません。
合成界面活性剤不使用です。
「合成界面活性剤」を多用したクレンジング剤や洗顔料で肌を傷めている方、敏感肌にさせている方が多いです。
忙しいと、簡単にスルスルとれるクレンジング剤に頼りがちですから。
無水コールドクリームの使い方
無水コールドクリーム。クリームとしてはなかなかの固さです!
ワセリンに近いです。
さくらんぼ大を手のひらにとり、指で捏ねてこねこねしながら、体温で柔らかくしていきます。
少し柔らかくなったクリームを、額、頬、鼻、あごに置き、伸ばしていきます。
親指以外の4本指を使って、圧がかかりすぎないよう、ゆっくりとじんわりと。
そして、パーツごとにゆっくりと手を動かしながらメイクとなじませ、浮かせていきます。
メイク剤は油分なので、油のかたまりである「無水コールドクリーム」と、とてもなじみやすいです。
「油は油で落とす」ということですね。
粘りがあるため不要な角質・角栓も巻き込む感じがあります。
クレンジング時間は1〜2分。
今までのくせで、長くやりたくなってしまうのですが、粘りがあるため、それ以上だと肌が疲れてしまいます。
無水コールドクリームでクレンジングした後にすること
クレンジングの後はちょっと特殊です。
(1)水にぬらしたコットンでクリームを拭き取る
私の場合、面倒な時はティッシュで押さえながら拭き取ります。
(2)蒸しタオルで顔を蒸した後、クリームをきれいに拭き取る
(3)石けんで洗顔
蒸しタオルが重要
(2)の蒸しタオルが重要です。
これを抜かして洗顔すると、水をはじいいてクリームがきれいにとれません。
そしてそれ以外にも重要な意味があります。
蒸しタオルの熱で、毛穴に入ったクリームを溶かし、毛穴の中と汚れとともに拭き取る意味があります。
また蒸しタオルは血行を良くするので、それ単独でも美容効果が高いです。
蒸しタオルは電子レンジでチンで大丈夫です。
(私は電子レンジを持っていないので、蒸し器を使ってます)
タオルは厚めの方が水分を多く含み、熱もさめにくいので効果的です。
蒸しタオルは、初めはめんどうに感じるかもしれませんが、習慣になると意外とできちゃいます。
洗顔後は、かなりしっとり感があり、肌にツヤが出ます。
乾燥肌の人には特に良いと思います。
私としては、皮脂等で固まって、はがれづらくなっている不要な角質がはがれやすいと感じています。
これはかなりありがたいこと。
通常のコールドクリームに比べると、あまり細かいテクニックがなくても短時間でしっかり汚れが落ちます。
「合成界面活性剤」は便利ではありますが、必要な角質をも溶かしたり、穴をあけたり、バリア機能の低い敏感肌の原因にもなります。
敏感肌になってしまうと、使用できる化粧品は制限されますし、リカバリーには時間がかかります。
敏感肌になる前に、肌の健康を考え、化粧品を選んでケアをしたいですね。