全日本フィギュア選手権。男子は衝撃の結果
フィギュア全日本選手権終わりましたね。
男子の試合は衝撃でした。
【優勝】宇野昌磨
表情がもう全然変わりましたね。
とてもリラックスしていました。
とにかくランビエールコーチの存在が大きいですね。
ショート、あんなにうれしそうに滑る宇野選手を見るのは初めてです。
ジャンプも嘘のように安定していて、喜びが弾けていました。
どちらかというと重厚な表現をする選手ですが、今回はいつもより軽やかな感じがしました。
フリーはジャンプがやや不安定でしたが、それさえも楽しむように何度も笑顔を見せていました。
本当に良かったです〜。ほっとしました。
【2位】羽生結弦
国内大会でまさかの2位。
抑え気味でしたが、ショートはさすがという感じでした。
が、フリーの開始前のポーズで、鼻を2度ほど軽くすすりました。
こういうのを見たことなかったので、ひょっとして風邪ひいてるのか?体調悪いのか?と嫌な予感。
始まると、動きが明らかにいつもより重い。
案の定ジャンプが不安定でミスの連続。
どうも連戦の疲れとのこと。
そうだった。彼は元々食が細く、体が弱い。
喘息ということは結構知られています。
シニアに上がって来た時の課題がスタミナだったことを思い出しました。
それをここまで鍛えたり、調整をしつつやってきた。
最近は怪我の心配ばかりしてて、すっかり忘れてました。
そういえば全日本を休戦した3回の内1回はインフルエンザのため。
GPシリーズでの3戦(ファイナル含む)の後の全日本は、以前から羽生選手にとっては体力的にかなりつらいものだったのでは。
インタビューでは、そういう意味を含めて「弱い。弱っちい。」という言葉が出たのではないかと。
胸が痛かったです。
【3位】鍵山優真
ジュニアからの参加。
ショートでは7位でしたが、フリーでは勝負に出ました!
すごかったですね!
まさかの3位!食い込んできました。
【4位】田中刑事
今回はすごく集中してました。
エキシビジョンの「ジョジョ」以来、一皮むけた感じがします。
以前は表現がしっくりしないというか、どこか形だけのような印象がありました。
今シーズンは田中選手自身のものという感じ。すごく良かったです。
【5位】佐藤駿
ショート3位でしたが、フリーの4回転ルッツが上手くいかず残念でした。
それでも5位。
目の力強さ、醸し出す空気が勝利への執着のようなものを感じさせる選手です。
楽しみです。
【6位】友野一希
毎回エンターテイナーな表現が素敵な選手です。
ミュージカルを見ているような気分になります!
フリー後の涙はつられて泣きそうでした。
今回とても良かったです。
女子はおおまかには想定範囲内。
じわじわと若手が上がって来てますね。
【優勝】紀平梨花
優勝は予想通り。
安心して見れました。
普段よりは表情は固かったですが、やはりさすがだなと思いました。
【2位】樋口新葉
調子を取り戻した樋口新葉選手。
ジャンプが戻りました。
ダイナミックで力強い滑りも素晴らしいですが、
あの年齢で、あの表現はいつも驚かせられます!
【3位】川畑和愛
ジュニアからの出場。
以前からジュニアの中で最も印象に残ってる選手ではありましたが、今回表彰台に上がるとまでは予想していませんでした。
表現がしっかりしてるというか、自分の表現を持っている。でもまだまだ伸びていく感じ。
今回はジャンプも安定していてとても良かったです。
【4位】宮原知子
ここのところずっと回転不足などジャンプのミスが多くて残念。
宮原選手独特のエキゾチックな表情・表現は大好きです。ショートもとても素敵。
でも振り付けはかなり難しくて大変そう。
世界選手権に決まって良かったです。
【5位】横井ゆは菜
演技以外のキャラクターも面白い選手。
彼女も力強くて迫力ありますよね。
グランプリシリーズで若干気になっていたショートでの表現が、修正されていて良かったです。
【6位】坂本花織
今シーズンは今までと違うイメージのプログラムにチャレンジ。
ジャンプは相変わらず迫力ありますが、振りにかなり苦戦しているのが見てとれます。
この壁を乗り越えて欲しい!