宇野選手にランビエールコーチが帯同。うれしかった。
2019年フィギュアスケートGPシリーズ。
まだ途中ではありますが、宇野昌磨選手のことを書かずにはいられません。
樋口美穂子コーチの元から巣立ち、メインコーチ不在で始まった今期。
フランス大会での宇野選手のジャンプの不調には目を覆うばかりでした。
ジャンプ以外はとても素晴らしいのに。
もう見ていて辛いこと…。
素人目に見ても、ジャンプの軸が大きく傾いている。
倒れるためにジャンプしているかのよう。
そしてそれを修正してくれるコーチはいない。
キス&クライでの涙。
「Shoma! Shoma!」
観客の励ましの声に一生懸命笑顔を作って応えようとしながらも涙が。
普段から女性ファンの母性本能をくすぐりまくっている宇野選手。
下手したら男性にでさえ母性本能を目覚めさせそうな勢いの彼です。
あの宇野選手の姿を見て、胸が苦しくならないフィギュアファンがいるでしょうか。
そして今回のロシア大会。
彼のそばには、何と、ステファン・ランビエールコーチが!
暫定的に帯同してくれたのですが、
正直、涙が出るほどうれしかったし、ありがたかったです。
光の見えた試合でした。
ランビエールコーチは、デニス・ヴァシリエフス選手や島田高志郎選手のコーチをされているので、国際大会のテレビ放送では時々お見かけしますよね。
競技は既に引退されていますが、アイスショーには良く出られているみたいなので、若い方でもご存知の方は多いでしょう。
宇野選手にとって、今回のランビエールコーチの存在は心強いというだけではなかったと思います。
彼のためにも頑張る。
彼の指導に応えたい。喜んでもらいたい。
そんな気持ちが彼のジャンプを支えているように感じました。
演技後すぐ、リンク上で宇野選手はランビエールコーチに視線をやり、うれしそうに笑いました。
思い出してみると、平昌オリンピックでの銀メダル。
メダルをとったことが嬉しいというより、
「美穂子先生が今までで一番喜んでくれた」ということを
喜んでいる。楽しんでいるようでした。
温かく愛のあるランビエールコーチと宇野選手の相性はいいと思います。
まだ発表はできないという宇野選手の次期メインコーチですが、
ランビエール先生だったらいいな。