ストレートネックの私が「木枕」を愛用する理由
ここ3年ほど、木枕を使用しています。
その名の通り「木」でできた枕です。
硬枕(こうちん)ともいいます。
私が使用している木枕は桐製。
かまぼこのようなフォルムで、中は空洞です。
この木枕を使い始めたきっかけは単なる興味本位でした。
愛用し続けている理由は、後から知ったのですが
- 肩こりの予防・解消
- ストレートネックの矯正
へ効果的ということを実感してきたからです。
私はかつて長時間PCで作業する仕事をしていたため、肩こりが慢性的。
整形外科で「ストレートネック」と診断を受けました。
肩こりはそれも原因であるということでした。
診断だけで特に指導はありませんでした…。
ストレートネックって?
首は通常緩いアーチになっており
5〜6キロもある頭をバランスよく支えています。
しかし長時間パソコンやデスクワーク、
スマホの操作をしているとどうなるか?
首の骨が「まっすぐ」になってきます。
女性は男性に比べて首の筋肉量が少ないせいか
そうなりやすいと言われています。
いつの間にか猫背や首が突き出た状態に・・・。
やがて肩こりやストレートネック(まっすぐな首)の原因ともなります。
ストレートネックの主な症状は
肩こり、首の痛み。
ひどくなると、頭痛、めまい、手のしびれ、吐き気、自律神経失調、不眠症・・・
様々な症状がでてくると言われています。
木枕って痛くないの?
なんだか痛そうだな…と使用する前は思っていましたが、これが意外と気持ち良い。
比較的柔らかい桐という材質のせいか、中が空洞になっているせいなのか、思っていたほど硬く感じません。
いい具合に 首の後ろがアーチ状にストレッチ されます。
また頭蓋骨と頸椎の境目が、硬い枕の表面によって 指圧されているような気持ちの良さ 。
確かにこの辺りはツボが多いですからね。
木枕で寝ると足の方へ血液が流れやすくなり、頭が冷えて、足が温かくなるということ。
東洋医学でいう「頭寒足熱」という理想的な状態ですね。
木枕の使い方
この枕のアーチの頂上に頸椎4番(首の骨の中心)辺りに当てるように
仰向けで使用します。
頭をのせるのではなく、「首」をのせます。
まるで江戸時代の枕みたいですね。
1日5〜10分、徐々にならして行くと良いです。
私はだいたい15分くらい。
寝返りするのが難しいので、途中でテンピュールと交換します。
習慣になると、たかが15分でもこれがないと何だか気持ち悪い。
忘れて寝ようとしても、必ず思い出します。
固さで痛みを感じる方には、慣れるまでタオルを二重、三重に巻くのがおすすめらしいです。
私はいきなりタオルなしでも大丈夫でした。
カバー代わりに手ぬぐいをかけて使用しています。
木枕を使った結果
使用して数ヶ月で、頭痛に悩まされることがなくなっていきました。
この頭痛、長時間睡眠をとった休日の朝などに発症します。
食事も困難、起き上がるのも辛いのです。
たまに頭が重くなることがあっても、
頭痛にまで発展することがなくなりました。
原因は頸椎のゆがみが大きかったのだと思われます。
私の場合、肩こり改善より、こちらの方が大きかったです。
PCやスマホ操作の影響で、ストレートネックになってしまう方が増えているようです。
木枕を試してみてはいかがでしょうか?
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