ファンデーションの前に日焼け止めは必要か?否か?
紫外線は肌の老化を早めてしまうことは、みなさんご存知だと思います。
日焼けは避けたいですよね。
かと言って、生活していたら外出しないわけには行きません。
そこで皆さん日焼け止めを使用されていることでしょう。
でも普段メイクされている方、日焼け止め、必要ないかもしれません。
ご存知でしょうか?
実は!全てのファンデーションには日焼け止め効果があることを。
特にUV対応でない商品であってもです。
ファンデーションやパウダーには、酸化チタンなどの「紫外線散乱剤」が必ず使用されているんです。
酸化チタンは鉱物。ミネラルですね。
本来の用途は「顔料」です。
そして、これが入っていないとファンデーションやパウダーは作れません。
なので、
日常の生活紫外線程度ならファンデーションや パウダーで紫外線防止が出来てしまいます。
ファンデーションの前に、UV対応の下地や日焼け止めは必要ないんです。
ただし、レジャーで海や山、スキー、陽射しの強い海外などにお出かけの場合は、日焼け止めも必要でしょう。
また、ノーメイクで外出する時も日焼け止めを塗った方が良いです。
その場合は、肌に負担がかかる紫外線吸収剤ではなく、肌に安全な紫外線散乱剤を使用したものを選ぶことがおすすめです。
少し詳しく説明すると、日焼け止めの成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。
●紫外線吸収剤…紫外線を吸収して日焼けを防ぐ。透明性が高く白浮きしない。サラッとして塗り心地は良い。防御率は高いが毒性があり肌に刺激がある。
●紫外線散乱剤…肌の上で紫外線を跳ね返し。こってりしているが刺激が少なく安全。
紫外線吸収剤は主なもので、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど。
なるべく避けていただきたい成分です。
紫外線散乱剤は酸化チタンや酸化鉄、酸化亜鉛など。
ファンデーションやパウダーだけでなく、アイシャドウやチーク、口紅などにも顔料として含まれています。
それから、UVカット化粧品を買う時、みなさんがよく気にするのはSPF値だと思います。
ついつい高いSPF値のものを選びがちです。
その方が効果ありそうですから。
でも注意です。
SPF値が高めのものは紫外線吸収剤が多く入っています。 SPF値が高ければ高いほどお肌には良くないということを考えながら選んでください。
日本国内でのデイリー使用でしたらSPF5〜10程度、陽射しが強い日でもせいぜいSPF25程度で大丈夫です。
実は塗り方も大切。
日焼け止めは厚めに塗る方が、紫外線のカット力が高くなります。
でも一番大切なのは、日傘をさす、肌を露出しないなど、物理的に肌を紫外線から守ることです。
こちらもしっかりと。